盆栽の歴史と輸出

盆栽の歴史
中国で唐の時代に行われていた「盆景」が平安時代に日本へ入ってきて始まりました。江戸時代になると武士の副業としても盆栽の栽培が盛んになり、盆栽や園芸は興隆する。明治時代以降も盆栽は粋な趣味であったが、培養管理・育成には水やりなどの手間や数年がかりの長い時間が必要なために、生活環境の推移によって次第に愛好者は時間的余裕のある熟年層が多くなった。そのため、戦後から1980年代ぐらいまでの間は、年寄り臭い趣味とされた。しかし、1990年代以降盆栽が海外でも注目を集めるとともに見直す動きが高まり、若者の間でも粋な趣味として再認識されるようになって、この時期より海外への輸出も盛んに行われるようになりました。

盆栽の輸出(Bonsai export of Japan)
日本独特の文化の一つである盆栽は、国民のライフスタイルの変化によって国内での盆栽の需要は減ってしまいました。ところが、10年ほど前から欧米諸国で評価が高まり、海外での盆栽の需要は拡大し埼玉県は全国一の輸出量を誇ります。その一方、輸出の増加にともない線虫類等の検疫上の問題点が出てきています。そこで、埼玉県では輸出盆栽研究会を発足し、安全な盆栽を輸出し世界に広めていこうと商品の品質向上と会員の資質向上に努め、BONSAIの魅力を海外に広めていきたいと考えています。
諸外国は、日本から輸出される植物は、種類によって持ち込みを禁止したり、持ち込む時には栽培中に検査を行うことや輸出前に消毒を行うことなど一定の条件を課しています。この情報は国や地域で異なり、各国ごとに植物検疫要求として植物防疫所で収集しています。植物防疫所に検査の申請をして、相手国の植物検疫要求に従って検査を行い、相手国の要求に合致していることを確認し「植物検査合格証明書」を発給してもらいます。
 

EU向け盆栽の輸出

少なくとも2年間、公的登録された盆栽園で栽培管理すること

  • 栽培期間中、高さ50cm以上の棚におかれた鉢で栽培すること、コンクリート床に置かれること。
  • 欧州で未発生のさび病の付着がないことを保証すること
  • 年間少なくとも6回の植物防疫所の検査が行われ、有害動植物の寄生・付着がないこと
  • 栽培土壌には有害動植物がないこと
  • 輸出前に次のいずれかの措置をとること   ①栽培土の除去   ②栽培土壌を除去し消毒した栽培土に植え替える ③適切な消毒を実施し検疫証明書へ記載する
  • 輸出検疫に合格した盆栽への封印と検疫証明書への記載
  • 植物ごとに適用される個別の規定に抵触しない
  • 各盆栽は育成園と植え付け年次がわかるように標識をつけます。
  • 盆栽は輸出までの間、識別できるようにします。

(ヒノキ属、ビャクシン属、ゴヨウマツの盆栽)の輸出上記の他、追加事項

  • 輸入可能期間に行う 
  • 輸入国の許可する数量を超えない事
  • 登録盆栽園のリストと育成本数を毎年EU委員会に提出する。
  • 上記の他、一般盆栽に対するEUの規定に従う。
  • 輸入者は輸入数量・期日を関係機関に申告します。
  • 輸入後、マツ、ヒノキは3ヶ月、ビャクシンは4/1~6/30までの隔離栽培が必要です。
  • 隔離栽培期間中に対象病害虫が発見された場合には不合格として廃棄し、日本に通報される。その場合には、該当する盆栽園の登録は取り消されます。
  • ゴヨウマツの盆栽については、輸出前にFusarium circinatumの検査が要求されます。
  • 上記の他、一般盆栽に対するEUの規定に従う。

(苗木類)

  • 少なくとも1年間公的登録された園で栽培管理すること。
  • 年間少なくとも2回の公的検査が行われ、有害動植物がないこと。
  • 輸出前2週間以内に次のいずれかの措置をとること。  ①栽培土壌の除去  ②栽培土壌の除去と消毒した栽培土への植え替え  ③適切な消毒と検疫証明書への記載
  • 植物ごとに適用される個別の規定に抵触しないこと

アメリカ合衆国への輸出

  • アメリカ合衆国への輸出は、下記の条件と国の政府機関による植物検疫証明書の添付が必要。
  • 土壌を含め全ての栽培基質を出荷前に除去すること
  • 下記の条件で栽培されたもの   ①栽培国の政府機関に登録された苗木園の温室あるいは網室に少なくとも2年間栽培される   ②盆栽の栽培される温室または網室は、全ての換気及び開口部は1.6mm未満の網がかけられていること ③盆栽は少なくとも2年間は消毒された培養基質で栽培される   ④登録ほ場の温室または網室内の地上50cm以上の棚上に置かれること ⑤登録ほ場は植物防疫機関により12ヶ月間に1回アメリカが定める検疫病害虫があるか検査する。
  • マツ、カラマツは輸入禁止
  • 輸入前に、アメリカの植物検疫機関が発行する輸入許可証を取得する

韓国向け苗木の輸出

  • マツ、カラマツ、ヒマラヤスギの生植物は輸出禁止
  • 輸入後、果樹や実がつく苗木は隔離検査が必要
  • 土壌 ①輸出可能資材はピートモス、ココピート、コケ、樹皮、バーミキュライト、パーライトの未使用のもの ②育成資材は、寝巻きに使う場合、資材そのものを輸出する場合両方で植物検疫が必要。

中国向け苗木の輸出

  • マツ、土、砂、粘土及びピートは輸入禁止
  • 全ての植物、植物の部分は事前の輸入許可証の取得
  • 輸入実績のないものは病害虫危険度解析が必要

香港向け苗木の輸出

  • チャ、柑橘の植物は輸入禁止
  • 土、砂、粘土、及びピートの付着がないこと
  • 輸出前に輸入許可を取得し、記載された条件をみたすこと

輸出についての閲覧注意点 上記記載の輸出条件等概要になりますが、輸出条件等は年度ごとに新たな条項が国により追加されたり緩和されたりと条件に変化がありますその為、輸出される方はその都度お調べ頂き適用される条件を満たす必要がありますので盆栽輸出ページはあくまで参考として閲覧ください。

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